コラム
長い通学時間 2013.1.29
自宅から大学までの通学時間が２時間もかかる場合は、ちょっと考えた方がよいです。なぜか？
理系の場合、実験があるからです。実験のレポートを書くには、かなりいろいろと調べる必要があります。自宅でインターネットだけで済めばよいですが、そうは行かないのがふつうです。大学の図書館で本や文献を調べないと分からないことが多いです。
自宅でレポートを書いていて、どうしても必要な資料を探しに２時間もかかる大学に行こうと思いますか。また、実験がうまく行かずに終わるのが遅くなり、帰宅が夜遅くなることもあります。
理系は文系と違い、学ぶことが多いです。科学技術は過去からの基礎の上に現在のレベルの科学技術が成り立っているので、基礎が身についていないと社会で通用しません。勉強時間を確保するためにも、通学時間は短い方が有利です。
３、４年になって研究室に入ると、遅くまで研究していることはしょっちゅうなので、この点からも通学時間は短い方がいいです。もっとも、私の大学時代、研究室に寝泊まりして、帰るのは日曜だけという猛者もいましたが。（彼は大学教授になりました）
複数校受かった場合は、通学時間も考慮して決めてください。